事業概要
1. 事業内容
フォルシアは2001年設立で、膨大かつ複雑なデータから必要な情報を抽出する検索テクノロジーを軸にデジタルビジネスプラットフォーム事業を展開する。独自の技術基盤Spookを核に、料金や在庫が刻々と変動する旅行商品の高速検索や専門商社のEC構築などを手がけてきた。提供形態は、Spookを活用した個別最適のソリューション型サービスと、旅行商品の造成・販売基盤webコネクトを中心とするSaaS型サービスの二本柱である。大手旅行会社10社中8社との取引実績を持ち、使用許諾費や月額利用料を積み上げるストック型の収益構造を築いている。
2. 事業の特徴・強み
(1) 独自の検索技術基盤Spook 旅行など複雑なデータを高速かつ正確に処理する独自基盤で、長年の業界知見と組み合わせ競合との差別化を実現している点が中核的な強みとなる。 (2) ハイブリッド型の収益構造 画一的なSaaSと異なり個別カスタマイズを融合させ、月額利用料に開発・保守費を上乗せして収益の安定とアップサイドを両立する設計である。 (3) 旅行業界での高い導入実績 大手旅行会社の多くに採用され、webコネクトを軸に鉄道事業者などへ顧客層を広げる拡販余地を有している。
3. 業績推移と成長要因
売上高は2022年2月期1,652百万円、2023年2月期2,146百万円と伸長したが、直近2024年2月期は1,947百万円と前期比約9%の減収に転じた。利益面でも同期の純利益は99百万円と前期の130百万円から減少し、営業利益は139百万円となっている。一方で営業キャッシュフローは520百万円を確保し資金創出力は維持されている。成長の鍵は、観光DXや観光MaaS市場の拡大を背景としたwebコネクトの顧客拡大と、鉄道事業者など新規参入企業への横展開にある。
4. リスクと投資家視点の注視ポイント
最大の懸念は顧客と業種の集中度の高さである。2024年2月期は売上高に占める旅行業界の比率が約69%、上位3社で約37%を占めており、特定顧客の取引縮小や旅行市場の競争激化が業績を左右しやすい。海外OTAの参入による競争環境の変化や、自社開発プロダクトが計画通りに伸びない場合のソフトウェア資産の減損リスクも挙げられる。検索技術に関する特許の存続期間満了も控えるが、会社は業界知見と技術力が参入障壁になるとしている。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
| 決算期 | 2020-02 | 2021-02 | 2022-02 | 2023-02 | 2024-02 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 1,596 | 1,441 | 1,652 | 2,146 | 1,947 |
| 営業利益(百万円) | — | — | — | 102 | 139 |
| 純利益(百万円) | 69 | 34 | 26 | 130 | 99 |
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
資金使途(IPOで調達する資金の使い道)
ピア比較
過去類似IPO
セクター別の最近のIPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 屋代 浩子 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区新宿四丁目1番6号 |
| 従業員数 | 130名 |
| 設立 | 2001年3月 |
| 決算月 | 2月期 |
フォルシア
事業概要
フォルシアは2001年設立で、膨大かつ複雑なデータから必要な情報を抽出する検索テクノロジーを軸にデジタルビジネスプラットフォーム事業を展開する。独自の技術基盤Spookを核に、料金や在庫が刻々と変動する旅行商品の高速検索や専門商社のEC構築などを手がけてきた。提供形態は、Spookを活用した個別最適のソリューション型サービスと、旅行商品の造成・販売基盤webコネクトを中心とするSaaS型サービスの二本柱である。大手旅行会社10社中8社との取引実績を持ち、使用許諾費や月額利用料を積み上げるストック型の収益構造を築いている。
(1) 独自の検索技術基盤Spook 旅行など複雑なデータを高速かつ正確に処理する独自基盤で、長年の業界知見と組み合わせ競合との差別化を実現している点が中核的な強みとなる。 (2) ハイブリッド型の収益構造 画一的なSaaSと異なり個別カスタマイズを融合させ、月額利用料に開発・保守費を上乗せして収益の安定とアップサイドを両立する設計である。 (3) 旅行業界での高い導入実績 大手旅行会社の多くに採用され、webコネクトを軸に鉄道事業者などへ顧客層を広げる拡販余地を有している。
売上高は2022年2月期1,652百万円、2023年2月期2,146百万円と伸長したが、直近2024年2月期は1,947百万円と前期比約9%の減収に転じた。利益面でも同期の純利益は99百万円と前期の130百万円から減少し、営業利益は139百万円となっている。一方で営業キャッシュフローは520百万円を確保し資金創出力は維持されている。成長の鍵は、観光DXや観光MaaS市場の拡大を背景としたwebコネクトの顧客拡大と、鉄道事業者など新規参入企業への横展開にある。
最大の懸念は顧客と業種の集中度の高さである。2024年2月期は売上高に占める旅行業界の比率が約69%、上位3社で約37%を占めており、特定顧客の取引縮小や旅行市場の競争激化が業績を左右しやすい。海外OTAの参入による競争環境の変化や、自社開発プロダクトが計画通りに伸びない場合のソフトウェア資産の減損リスクも挙げられる。検索技術に関する特許の存続期間満了も控えるが、会社は業界知見と技術力が参入障壁になるとしている。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
(過去4期)
(改善)
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
資金使途
ピア比較
過去類似IPO
セクター別IPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 屋代 浩子 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区新宿四丁目1番6号 |
| 従業員数 | 130名 |
| 設立 | 2001年3月 |
| 決算月 | 2月期 |