イーディーピー
事業概要
1. 事業内容
イーディーピーは2009年に設立された産総研発ベンチャーで、産総研が開発した大型ダイヤモンド単結晶の製造技術を実用化した。主力は気相合成法で人工宝石(LGD)を育てる元となる「種結晶」で、薄い板状の単結晶を人工宝石製造会社へ直接または商社経由で供給する。LGDサプライチェーンの最上流に位置し、種結晶のほか半導体向け基板やウエハ、ヒートシンク、工具素材も手掛ける。2021年3月期は種結晶が売上の87.7%を占める単一製品型の事業構成となっている。
2. 事業の特徴・強み
(1) LGD最上流の希少ポジション 気相合成法の人工宝石に不可欠な種結晶を供給し、サプライチェーン最上流を押さえる希少な専業メーカーである。 (2) 産総研特許と量産ノウハウ 産総研特許の独占実施権に加え、製品化までの多数の生産ノウハウを蓄積しており、他社の容易な模倣を抑える参入障壁となっている。 (3) 大型単結晶の製造技術 板状で大型の単結晶を安定生産でき、大型宝石や基板など幅広い用途に対応できる技術的優位を持つ。
3. 業績推移と成長要因
売上高は2020年3月期の704百万円から2021年3月期は1,140百万円へ約62%増と伸びた。営業利益は76百万円から268百万円へ拡大し営業利益率は約24%、純利益も95百万円から253百万円へ約166%増と収益性が大きく改善した。背景には人工ダイヤモンド宝石市場が年15〜20%成長を見込む拡大局面にあり、大型種結晶への需要増と長期受注を通じた生産能力の確保が寄与している。
4. リスクと投資家視点の注視ポイント
売上に占める種結晶比率が高く、上位4社で売上の約7〜8割を占める顧客集中が最大の留意点で、主要顧客の倒産や所在国の情勢次第で業績が振れる可能性がある。生産技術の基盤は産総研特許の独占実施権に依存し、2023年以降に非独占へ移行する契約上の制約や、競合による技術模倣・成長装置の陳腐化も想定される。市場が形成過程にあるため需要見通しの不確実性も残る。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
| 決算期 | 2017-03 | 2018-03 | 2019-03 | 2020-03 | 2021-03 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 203 | 261 | 449 | 704 | 1,140 |
| 営業利益(百万円) | — | — | — | 76 | 268 |
| 純利益(百万円) | -190 | -175 | 9 | 95 | 253 |
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
資金使途(IPOで調達する資金の使い道)
ピア比較
過去類似IPO
セクター別の最近のIPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 藤森 直治 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪府豊中市上新田四丁目6番3号 |
| 従業員数 | 47名 |
| 設立 | 2009年9月 |
| 決算月 | 3月期 |
イーディーピー
事業概要
イーディーピーは2009年に設立された産総研発ベンチャーで、産総研が開発した大型ダイヤモンド単結晶の製造技術を実用化した。主力は気相合成法で人工宝石(LGD)を育てる元となる「種結晶」で、薄い板状の単結晶を人工宝石製造会社へ直接または商社経由で供給する。LGDサプライチェーンの最上流に位置し、種結晶のほか半導体向け基板やウエハ、ヒートシンク、工具素材も手掛ける。2021年3月期は種結晶が売上の87.7%を占める単一製品型の事業構成となっている。
(1) LGD最上流の希少ポジション 気相合成法の人工宝石に不可欠な種結晶を供給し、サプライチェーン最上流を押さえる希少な専業メーカーである。 (2) 産総研特許と量産ノウハウ 産総研特許の独占実施権に加え、製品化までの多数の生産ノウハウを蓄積しており、他社の容易な模倣を抑える参入障壁となっている。 (3) 大型単結晶の製造技術 板状で大型の単結晶を安定生産でき、大型宝石や基板など幅広い用途に対応できる技術的優位を持つ。
売上高は2020年3月期の704百万円から2021年3月期は1,140百万円へ約62%増と伸びた。営業利益は76百万円から268百万円へ拡大し営業利益率は約24%、純利益も95百万円から253百万円へ約166%増と収益性が大きく改善した。背景には人工ダイヤモンド宝石市場が年15〜20%成長を見込む拡大局面にあり、大型種結晶への需要増と長期受注を通じた生産能力の確保が寄与している。
売上に占める種結晶比率が高く、上位4社で売上の約7〜8割を占める顧客集中が最大の留意点で、主要顧客の倒産や所在国の情勢次第で業績が振れる可能性がある。生産技術の基盤は産総研特許の独占実施権に依存し、2023年以降に非独占へ移行する契約上の制約や、競合による技術模倣・成長装置の陳腐化も想定される。市場が形成過程にあるため需要見通しの不確実性も残る。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
(過去4期)
(改善)
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
資金使途
ピア比較
過去類似IPO
セクター別IPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 藤森 直治 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪府豊中市上新田四丁目6番3号 |
| 従業員数 | 47名 |
| 設立 | 2009年9月 |
| 決算月 | 3月期 |