JX金属
事業概要
1. 事業内容
JX金属は1905年創業の歴史を持ち、ENEOSグループの中核として半導体・情報通信分野に欠かせない先端素材を手掛けてきた。主力は半導体用スパッタリングターゲットと圧延銅箔で、銅やレアメタルを原料に高純度素材を開発・製造・販売する。資源開発から製錬・リサイクルまで一貫したサプライチェーンを持ち、半導体材料・情報通信材料・基礎材料の3セグメントで世界の顧客へ製品を供給している。2024年3月期の連結純利益は約1,026億円に達した。
2. 事業の特徴・強み
(1) 世界シェア64%の主力製品 スパッタリングターゲットは市場規模約1,462億円で世界シェア64%を握り、銅やタンタル等で世界首位を占める圧倒的地位を確立している。 (2) 高純度化を核とするコア技術 9N(99.9999999%)の高純度化技術や組成・組織制御技術を長年培い、多種多様な金属で高品質な製品を安定供給できる点が強みである。 (3) 大手顧客との強固な関係 半導体IDM・ファウンドリー上位企業の多くと20年以上取引し、標準材料指定を通じて安定的な受注基盤を築いている。
3. 業績推移と成長要因
連結純利益は2023年3月期の約369億円から2024年3月期には約1,026億円へ大きく拡大し、連結営業利益も約729億円から約862億円へ伸びた。単体売上高は2024年3月期で約2,914億円となっている。半導体ロジック・メモリ市場は2023年から2027年にかけて年率7.8%の成長が見込まれ、生成AIの伸長やAIサーバの普及拡大が主力製品の需要を押し上げる構図にある。最先端ロジックほどターゲット使用量が増える傾向も追い風となる。
4. リスクと投資家視点の注視ポイント
フォーカス事業である半導体・情報通信材料で競合の台頭や技術革新への遅れが生じれば、シェア喪失や販売マージン縮小につながる可能性がある。半導体市場は需給バランスの崩れで規模が急変することがあり、銅価や為替の急激な変動が収益性に影響する余地も残る。加えて資源事業を世界各地に展開するため、資源ナショナリズムや紛争鉱物といった地政学リスクも抱える点には留意したい。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
| 決算期 | 2023-03 | 2024-03 |
|---|---|---|
| 営業利益(百万円) | 72,925 | 86,172 |
| 純利益(百万円) | 36,930 | 102,624 |
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
ピア比較
過去類似IPO
セクター別の最近のIPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 林 陽一 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門二丁目10番4号 |
| 従業員数 | 10,426名 |
| 設立 | 1905年12月 |
| 決算月 | 3月期 |
JX金属
事業概要
JX金属は1905年創業の歴史を持ち、ENEOSグループの中核として半導体・情報通信分野に欠かせない先端素材を手掛けてきた。主力は半導体用スパッタリングターゲットと圧延銅箔で、銅やレアメタルを原料に高純度素材を開発・製造・販売する。資源開発から製錬・リサイクルまで一貫したサプライチェーンを持ち、半導体材料・情報通信材料・基礎材料の3セグメントで世界の顧客へ製品を供給している。2024年3月期の連結純利益は約1,026億円に達した。
(1) 世界シェア64%の主力製品 スパッタリングターゲットは市場規模約1,462億円で世界シェア64%を握り、銅やタンタル等で世界首位を占める圧倒的地位を確立している。 (2) 高純度化を核とするコア技術 9N(99.9999999%)の高純度化技術や組成・組織制御技術を長年培い、多種多様な金属で高品質な製品を安定供給できる点が強みである。 (3) 大手顧客との強固な関係 半導体IDM・ファウンドリー上位企業の多くと20年以上取引し、標準材料指定を通じて安定的な受注基盤を築いている。
連結純利益は2023年3月期の約369億円から2024年3月期には約1,026億円へ大きく拡大し、連結営業利益も約729億円から約862億円へ伸びた。単体売上高は2024年3月期で約2,914億円となっている。半導体ロジック・メモリ市場は2023年から2027年にかけて年率7.8%の成長が見込まれ、生成AIの伸長やAIサーバの普及拡大が主力製品の需要を押し上げる構図にある。最先端ロジックほどターゲット使用量が増える傾向も追い風となる。
フォーカス事業である半導体・情報通信材料で競合の台頭や技術革新への遅れが生じれば、シェア喪失や販売マージン縮小につながる可能性がある。半導体市場は需給バランスの崩れで規模が急変することがあり、銅価や為替の急激な変動が収益性に影響する余地も残る。加えて資源事業を世界各地に展開するため、資源ナショナリズムや紛争鉱物といった地政学リスクも抱える点には留意したい。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
(過去1期)
(改善)
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
ピア比較
過去類似IPO
セクター別IPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 林 陽一 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門二丁目10番4号 |
| 従業員数 | 10,426名 |
| 設立 | 1905年12月 |
| 決算月 | 3月期 |