TORICO
事業概要
1. 事業内容
2005年設立のTORICOは「世界を虜にする」を掲げ、日本のマンガを軸に多角的な事業を展開する。主力はコミック全巻セットに特化したネット書店「漫画全巻ドットコム」を中心とするECサービスで、2021年3月期は売上比90%超を占める。加えて国内向け「スキマ」と海外向け「MANGA.CLUB」のデジタルコミック配信、池袋や渋谷などの店舗で開くマンガイベントを並行提供する。各サービスを入り口にユーザーを相互回遊させ、相乗効果を生む構造を強みとしている。
2. 事業の特徴・強み
(1) ロングテール戦略 15年の販売データで独自データベースを構築し、2021年11月末で22,303セットの全巻品揃えと倉庫運営により競合と差別化している。 (2) 好循環の仕入力 低返本率により出版社や取次の負担を抑え、安定配本につながる好循環を生み出し、他社が容易に到達しにくい参入障壁としている。 (3) サービス横断シナジー 紙・電子・イベントの多面的な接点を持ち、単一サービスでは得られないユーザー循環で長期収益を狙う。
3. 業績推移と成長要因
売上高は2020年3月期の3,174百万円から2021年3月期は4,991百万円へ約57%増と大きく伸びた。利益面では2020年3月期に営業損益が32百万円の赤字だったが、2021年3月期は営業利益259百万円・純利益254百万円へ黒字転換し、営業利益率は約5%まで改善した。マンガ作品のメディア化を追い風にした全巻まとめ買い需要の拡大と巣ごもり消費が成長を後押しし、データベース活用や物流強化が利益貢献につながっている。
4. リスクと投資家視点の注視ポイント
主力の漫画全巻ドットコムが売上の9割超を占め、特定事業への依存度が高い点には留意が必要だ。仕入の取次やECモールなど主要取引先への依存も大きく、料率改定などの条件変更が業績に影響する可能性がある。マンガビジネスは特許等の明確な参入障壁が乏しく、電子コミックを中心に競合参入で競争が激化しやすい。加えてユーザー嗜好の変化や、通信ネットワーク・システム障害も業績を左右し得る要因となる。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
| 決算期 | 2020-03 | 2021-03 |
|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 3,174 | 4,991 |
| 営業利益(百万円) | -32 | 259 |
| 純利益(百万円) | -3 | 254 |
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
資金使途(IPOで調達する資金の使い道)
ピア比較
過去類似IPO
セクター別の最近のIPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 安藤 拓郎 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区飯田橋二丁目3番6号 |
| 従業員数 | 65名 |
| 設立 | 2005年7月 |
| 決算月 | 3月期 |
TORICO
事業概要
2005年設立のTORICOは「世界を虜にする」を掲げ、日本のマンガを軸に多角的な事業を展開する。主力はコミック全巻セットに特化したネット書店「漫画全巻ドットコム」を中心とするECサービスで、2021年3月期は売上比90%超を占める。加えて国内向け「スキマ」と海外向け「MANGA.CLUB」のデジタルコミック配信、池袋や渋谷などの店舗で開くマンガイベントを並行提供する。各サービスを入り口にユーザーを相互回遊させ、相乗効果を生む構造を強みとしている。
(1) ロングテール戦略 15年の販売データで独自データベースを構築し、2021年11月末で22,303セットの全巻品揃えと倉庫運営により競合と差別化している。 (2) 好循環の仕入力 低返本率により出版社や取次の負担を抑え、安定配本につながる好循環を生み出し、他社が容易に到達しにくい参入障壁としている。 (3) サービス横断シナジー 紙・電子・イベントの多面的な接点を持ち、単一サービスでは得られないユーザー循環で長期収益を狙う。
売上高は2020年3月期の3,174百万円から2021年3月期は4,991百万円へ約57%増と大きく伸びた。利益面では2020年3月期に営業損益が32百万円の赤字だったが、2021年3月期は営業利益259百万円・純利益254百万円へ黒字転換し、営業利益率は約5%まで改善した。マンガ作品のメディア化を追い風にした全巻まとめ買い需要の拡大と巣ごもり消費が成長を後押しし、データベース活用や物流強化が利益貢献につながっている。
主力の漫画全巻ドットコムが売上の9割超を占め、特定事業への依存度が高い点には留意が必要だ。仕入の取次やECモールなど主要取引先への依存も大きく、料率改定などの条件変更が業績に影響する可能性がある。マンガビジネスは特許等の明確な参入障壁が乏しく、電子コミックを中心に競合参入で競争が激化しやすい。加えてユーザー嗜好の変化や、通信ネットワーク・システム障害も業績を左右し得る要因となる。
らぼ評価(5軸の根拠)
申込スケジュール
業績・財務ハイライト
(過去1期)
(改善)
公募価格・初値の推移
幹事団・配分シェア
株主構成
資金使途
ピア比較
過去類似IPO
セクター別IPOパフォーマンス
会社プロフィール
| 代表者 | 代表取締役社長 安藤 拓郎 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区飯田橋二丁目3番6号 |
| 従業員数 | 65名 |
| 設立 | 2005年7月 |
| 決算月 | 3月期 |