1. 必要なもの
ここまで読んでいただいた方には、もう IPO の輪郭が見えているはずです。あとは 「実際に始める準備」をするだけ。必要なものは、口座ひとつと、気になる会社を 見つける目だけです。
特別な資格や経験は要りません。家族の同意も基本的には必要ありません。 本人確認も最近はスマホ1台で完結します(マイナンバーカードや免許証を撮影するだけ)。
「証券口座」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、仕組みは銀行口座とほとんど同じです。 銀行口座をメガバンクとネット銀行で使い分けている方も多いと思いますが、 証券口座もそれと同じ感覚で大丈夫。開設も維持も完全無料で、何社持っていても費用が発生することはありません。 使っていなくても放置しているだけでマイナスになることもなく、 口座を持ったあと「やっぱりやめた」と思えばそのまま放っておけば大丈夫です。
※ 本ガイドでご紹介する証券会社は、いずれも口座開設・維持ともに費用がかからないことを 確認しています。なお証券業界全体としては、一部の特殊な口座種別やサービスで 口座管理料・年会費が発生するケースもあるため、本ガイド外の証券会社をご検討の際は、 各社の公式情報をあわせてご確認ください。
2. いくらから始められる?
IPO の最低必要金額は銘柄によって違いますが、目安としては小型のIPOなら数万円から、中型で10〜20万円、大型で30万円以上です。 つまり「数万円あれば始められる」のが IPO です。投資というと「100万円ないと できない」とイメージしがちですが、そんなことはありません。
3. 口座の選び方
ここが一番悩むところです。証券会社は何社もあって、それぞれ IPO への強さが 違います。代表的な5社の特徴をまとめておきます。
IPO常連は「メイン1社 + サブ2〜3社」で組んでいる方が多い
IPOを継続している投資家のあいだでは、1社だけで戦う方は少数派です。 当選チャンスを増やすため、3〜5社の口座を組み合わせて運用するのが一般的とされています。 ただし最初から5社開く必要はなく、まずは1社で慣れてから順に増やすのが現実的です。
よく見かける組み合わせ例は、メインに取扱本数の多いSBI証券、サブに前受金が不要な松井証券、もう1枠に完全平等抽選の マネックス証券、といったかたち。「弾数を確保する役」と「資金効率の役」 「公平な抽選の役」を分担させる発想です。
| 証券会社 | 特徴 | 初心者向け |
|---|---|---|
| SBI証券 | 取扱本数No.1・IPOチャレンジポイント | ◎ |
| 松井証券 | 前受金不要・申込時の入金が要らない | ◎ |
| マネックス証券 | 完全平等抽選・1人1票で公平 | ◎ |
| 楽天証券 | 楽天経済圏との相性が良い | ◯ |
| SMBC日興証券 | 主幹事案件が多い・割当数が大きい | ◯ |
4. 迷ったら
「結局どれを選べばいいの?」となった方のために、IPOらぼでは3問だけで答えられる証券会社診断を用意しています。30秒で結果が出ます。試してみてください。
慣れてきたら、2社目・3社目を持って当選チャンスを増やしていくのが定石です。 口座は無料で持てるので、特にデメリットはありません。
口座は段階的に増やすのが王道
IPO経験者のロードマップとして語られるのは「1ヶ月目に1社/3ヶ月目に2社目/半年で3〜5社」のペース。 最初から全部開いても管理が追いつかないので、1社ずつ慣れてから増やすのが定番です。
申込本数についても、「月に上場するIPOには基本的に全件申し込む」のが IPO継続者のあいだではよく語られるスタイル。当選確率は1件あたりは低くても、 本数を打つことで年単位の当選確率を底上げできるためです。